自律神経失調症の原因その2

前回は自律神経失調症の原因の1つである体の構造上の問題について触れました。
今回はもう1つの原因「日常生活の過ごし方」について鍼灸の立場から考えて行きたと思います。
こんにちは都内出張鍼灸ハリアス高橋です。
自律神経失調症になってしまうもう1つの原因は日常生活の過ごし方に無理がある場合です。
この日常生活に無理があるというのは主に睡眠がうまく取れない、食事の摂り方、仕事が忙しいというのが挙げられます。
まず睡眠がうまく取れないとどうなるかというと疲労の蓄積が大きくなるという事です。
本来1日の疲れは睡眠を取る事で解消できますが睡眠時間が短い、睡眠時間が長くても質が悪く疲れが取れないなどの状況が続くと常に疲労感があり自律神経や体のさまざまな場所に負担が掛かってしまいます。
夜更かしなどは気を付けたい所です。
次に食事の摂り方ですが、基本的に食事を摂るという事は体に負担が掛かかると言う事を皆さんご存知でしょうか。
これは食べ物を消化したり、消化したものをエネルギーに変える、消化した後の余分なものを排泄するのに内臓に働いてもらわないといけません。
この内臓の働きが余分に働くと体に余計な負担がかかります。例えば脂たっぷりのお肉、ラふーメン、飲み物だと冷たい物やアルコールなど消化に負担が掛かると体の疲労を回復する為のエネルギーが十分に得られず自律神経や体のさまざまな場所に負担となって表れます。
野菜を多くした食事やコンビニなどの食品添加物が入った食事を摂らないという事が言われるのは内臓の負担を考えた理由からです。
最後に仕事が忙しいという問題ですが、これは一番改善が難しい所です。
仕事の量や忙しさを調整できればそもそも苦労しないという所が本音だと思います。
ただやはり仕事が忙しいと体や精神的にも負担がかかるというのは皆さん実感としてあると思います。
仕事をコントロールする出来れば体には良いですが優先順位としては睡眠や食事の摂り方を工夫する事から始めると良いでしょう。
以上が2つ目の自律神経失調症の原因です。実際には体の構造上の問題と日常生活の過ごし方の両方が関係しています。
その原因を自分自身で見つけ出すのはなかなか大変だと思うので近くの専門家に相談してみるのが良いかと思います。