自律神経から来る頭痛はストレスのしわざ?

こんにちは。都内出張鍼灸ハリアス高橋です。
今回はかなりの方が悩んでいる頭痛がテーマです。
最近では子供から大人まで、性別も関係なく悩んでいる方も多いようで、3人に1人は頭痛持ちと言われる程多いこの現代病にまた自律神経やストレスなどの関係性についてお話ししていきます。
Contents
頭痛の種類
頭痛と一口にいっても色々なタイプの頭痛があります。
まずはどういった頭痛があるのか見ていきましょう
偏頭痛の特徴
偏頭痛はコメカミ周囲や後頭部に脈を打つような痛みが表れます。
痛みが出る時間は数時間から2、3日続き週に1〜2回ほどのペースで表れます。
吐き気や嘔吐を伴ったり臭いや光などの刺激に敏感になることもあり集中力を欠き仕事に差し支える事もしばしばです。
頭痛が生じる分から数時間前に目の前にチカチカと輝く光が現れ、視野の中心から片隅にかけて部分的に見えにくくなると言われる症状が表れる事があるのも偏頭痛の特徴的な症状の1つです。
偏頭痛の原因は過剰に頭の血管が広がる事ではないかと考えられています。
- 片側または両側のコメカミに痛みが出る
- 後頭部に痛みが表れる事がある
- 脈を打つような痛みがある
- 臭いや光に敏感になり頭痛が憎悪する
- 頭痛が表れる30分〜数時間前に目の前にチカチカした光が表れる
- 吐き気を伴う事がある
筋緊張性頭痛の特徴
筋緊張性頭痛は頭の周囲を締め付けられる様な鈍い痛みが表れます。
この頭痛は数時間から1週間続いたり数日から数ヶ月痛みが継続する慢性的な表れ方をします。
めまいや倦怠感と共に肩こりや背中のこりを伴う事もありますが動いた時に痛みが強くなる様な事は無く偏頭痛の様に頭痛が表れる前兆はありません。
原因は頭への血流不足によるものと考えられています。
- 頭の周囲を締め付けられる様に痛む
- 数時間から数日にかけ繰り返し頭痛が起こる
- 肩こりや首のコリを伴う事が多い前兆が無く頭痛が生じる
群発性頭痛の特徴
群発性頭痛は春先や秋口など季節の変わり目に起こる事が多く毎日の様に頭痛が起きるのが特徴的です。
この特定の時期に集中して起こり1〜2ヶ月程続きます。
一時的に症状がおさまっても2,3年時間が経過した後にまた同じ様な痛みが表れます。
痛みの特徴としては目の奥がえぐられるようななどと表現される事もあるほど強いものとなっています。
原因はよくわかっていませんが、頭の血管の拡張が関わっているとされています。
- 季節の変わり目に痛みが出やすい
- 頭痛が起こる時期が一時的で集中している
- 痛みは毎日出やすい
- 目の奥が痛むのが特徴
頭痛の原因はストレス?
皆さんにはよくストレスが頭痛の原因ではないか?と言う質問をされる事があります。
もちろんストレスのせいもありますが、皆さんが言う精神的なものだけが問題なわけではありません。
私が皆さんにお伝えしているのはストレスといっても精神的なものだけではないと言う事です。
ストレスとは?
ではどういった事かと言うとストレスとは体の健康を脅かす刺激という様に定義していています。
健康を脅かすストレスには「精神面」のものと「肉体面」があります。
精神面にストレスをかけるものだと例えばやりたくない仕事をする、苦手な人と話をする、上司や同僚に怒られるなどで精神面に負荷がかかります。
また肉体面のストレスだと、楽しい仕事でも体力を超えて働いてしまい体がだるくなる、過去に交通事故でむち打ちになる、季節の変わり目で急に寒くなるなどが体の面に負荷をかけます。
こういった肉体面や精神面にストレスがかかる事で体の健康を保てる状態の許容範囲を超えてしまう事で頭痛となって表れます。
ですからこの本来体にこういったストレスに対応できる様であれば頭痛に悩まされる事は少ないはずです。
頭痛と自律神経の関係
先程見てきた数種類の頭痛の起きる流れとしては頭の血流不足、または血流の増加、血管の拡張などが痛みに繋がる事が問題でした。
血管の拡張や収縮、血流の流れも自律神経がコントロールしています。
この自律神経が上手く働かない事で痛みが出ると考えられます。
自律神経が上手く働かない理由は先程挙げた肉体面や精神面のストレスがかかる事により本来の働きができない事にあります。
自律神経の働きをスムーズにする為にはストレスに対して柔軟に対応出来る体作りを目的として、本来のバランスの良いサイクルに戻してあげる事が必要となります
注意
ここで注意してもらいたいのは頭痛には脳腫瘍や骨髄炎、クモ膜下出血などの重要な問題を抱えている場合でも痛みが出ます。
まずはこういったところに問題がないか検査をする事も大切です。
まとめ
頭痛が出る原因は人によって様々ですが頭痛が出る理由は何かしら必ずあるはずです。
それは精神面だけでなく体にも何か頭痛を起こす様なストレスがかかっていると思います。
そうなってしまう状態を見つけ体をケアする事で体本来のバランスに戻ります。
まずはしっかり体の状態を本来の良い状態に整える事が大切だと言えるでしょう。