急な天候の変化と自律神経

最近は夏の暑さや雨により気温の急激な低下と皆さん体の調子は如何でしょう。
こんにちは、都内出張鍼灸ハリアスの高橋です。
今回は急な天候の変化と自律神経による体調の悪化の関係についてです。
どうしてこの様な事が起こるのかを交感神経と副交感神経の働きの説明からして行きたいと思います。
まず自律神経の仕組みですが交感神経と副交感神経の2つに分かれています。
交感神経は集中力をあげたり、緊張している時、運動をしている時に働き車でいうとアクセルの役割に例えられます。
反対に副交感神経はリラックスや休んでいる時、寝ている時に働きこちらはブレーキの役割に例えられます。
体温の調節にもこの自律神経が働いていて暑い時には上昇した体温をさげる為に汗腺が開き汗を逃す様に働きます。
反対に寒い時は毛穴を閉じて体温を逃さない様にして体温を維持しようとします。
本来この交感神経と副交感神経は交互に働きバランスをとっています。
しかし今のように夏なのに急に寒くなったりその後、急に暑くなるなど急な変化が起こるとバランスがうまく取れず不安定になります。
車が急に止まれないのと同じ状態です。
季節の変わり目で調子が悪くなる経験がある方はよくわかると思いますが、この様な不調が夏の間だけでも起こってしまう天候の状態が続いているのです。
当院でおすすめしている対処法はとにかく体を冷やさない事です。
これは冷たい食べ物や飲み物を摂らない、冷えてしまうような服装をしないという事です。
人の体も常に温かい状態ですが、冷たい物を摂ってしまうと一時的に体温が下がります。
下がった体温を再度、平温に戻すのにも余分な負担を自律神経にかけてしまうので、自分の体の体温の変化は出来るだけ差ができないような工夫をすると体調のコントロールの手助けになると思います。