自律神経とホットフラッシュの関係

こんにちは。都内出張鍼灸ハリアス高橋です。
そろそろ衣替えの時期ですがまだまだ気温が高い日が続き着るものを選ぶのが難しいですね。
さて今回のテーマは自律神経とホットフラッシュについてです。
この症状ってホットフラッシュ?と女性の患者さんから質問される事が多い内容です。
このホットフラッシュはどうしても女性の更年期の時に表れる症状のイメージが強いと思います。
そんなホットフラッシュについてどうしてこの様な状態になるのか、また更年期の女性特有の物なのか?という事をお話ししていきたいと思います。
Contents
そもそもホットフラッシュってなに?
まずはそもそもホットフラッシュとは一般的にどういった状態なのか見ていきましょう。
ホットフラッシュとは?
閉経前のホルモンバランスの変化により女性の6割程度が経験されると言われています。
その中でも日常生活をするのに問題がある方もいます。
その代表的な症状は異常な熱感や発汗があり頭のてっぺんや顔全体だけに感じる人やそれに加え胸や背中など全身に広がる場合もあります。
発汗や発熱は3〜5分程持続し脈拍の増加や人によってはめまいやふらつきなどと一緒に表れることもあります。
症状としては、2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍が増加しますエストロゲンの減少によって、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることによって起こります。
ホットフラッシュは更年期の女性だけがなるもの?
さて、このホットフラッシュは更年期の女性だけがなるものなのでしょうか?
答えはノーです。
正確に言えば先程の症状が更年期に現れるとホットフラッシュと呼ぶのですが、更年期ではない20代、30代の女性や男性にもホットフラッシュと似たような症状で悩んでいる人がいるからです。
ではこのホットフラッシュとホットフラッシュに似た症状の違いはどこにあるのでしょうか?
また体ではどの様な事が起こっているのでしょうか?
更年期ホットフラッシュとそれ以外のホットフラッシュの違い
では早速更年期に現れるホットフラッシュとそれ以外のホットフラッシュの違いを見ていきましょう。
- 更年期のホットフラッシュ
ホルモンのバランス変化により自律神経による体温のコントロールが上手くいかず頭だけに汗をかいたり動悸がしたりめまいを起こしたりする。
- それ以外のホットフラッシュ
体のが冷えることで自律神経による体温コントロールが上手くいかず頭だけに汗をかくなど同じ様な症状が表れる。
両方の症状で共通する事は体温コントロールが上手く行かず熱が逃げ道を求めて体の一部に汗をかいたり、熱が溜まり動悸が起きたりなどの症状が現れる事です。
また体を冷たくして体温を下げたり、反対にしっかりと全身で汗をかく事で体調が良くなるなども共通点の1つです。
まとめ
どちらのホットフラッシュも体温コントロールが上手く行かない結果としてめまいや体の一部にたくさん汗をかく、動悸が起こるなどの症状が表れると言う事でした。
ただ更年期のホットフラッシュとそれ以外のホットフラッシュも体温をコントロールする自律神経の働きが上手く行かない背景はそもそも体調が万全ではなく体温をコントロールするだけの体力がない事が原因です。
こう言った体の状態を変化させたいのであれば一時的に体を冷やすだけではなくしっかりと体調を整え体温をコントロールする体力を元に戻す事が大切です。