自律神経には本当にお風呂が良いのか?

こんにちは。都内出張鍼灸ハリアス高橋です。
また来週の連休には台風が迫ってきているようです。
気圧の変化についていくのに体が大変です。
さて今回は自律神経の症状に本当にお風呂が良いのか?というテーマについてお話ししていきたいと思います。
特に私たち日本人には縁が深いお風呂ですがまずは一般的に言われているお風呂の良い効能とはどう言ったものがあるのか見ていきましょう。
1つめは温熱効果です。
これは体を温める事で全身の血流が良くなり疲労物質が流れる事で疲れが取れ易くなる効果です。
2つ目は浮力効果によるもので水の中に入ると浮力により体に掛かっている緊張感が取れリラックス出来という効果です。
3つ目は水圧効果によるもので体に程よい圧力がかかる事で軽いマッサージを受けた状態になりつかれが取れやすいという効果です。
一見、体にとってはすごく良い事ばかりの様ですが実はちょっと注意してもらいたいポイントがあります。
それは体を温めるはずの温熱効果についてです。
実際にお風呂に入り体が温まっているのは入っている最中からその数時間後までです。
しかし一時的に体が温まっても通常の体温に戻る時には体温が奪われ体が冷えてしまいます。
この極端な例が湯冷めです。
普段家庭で入っているお風呂でも湯冷め程では無くても同じ様に体温が奪われ体が冷えてしまっている可能性があります。
また浮力効果や水圧効果で皮膚や筋肉が緩む事も体内に熱を保つ事を妨げ体温を奪ってしまう手助けをてしまいます。
これは温かいハワイなどに旅行をして寒い日本に帰ってくるといつも以上に寒さを感じるのと同じ事です。
ですからお風呂に入って体を温めたつもりがかえって体を冷やしてしまう結果となってしまいます。
もちろん体が健康であればこの程度の温度変化でも問題ないのですが、体調を崩している状態だと自律神経のコントロールが上手くいかず症状に悪影響を与えてしまう事も考えられます。
私の所ではお風呂に入るメリットよりもお風呂に入った時のデメリットを考え体調が優れない時には控えて貰う様にお話ししています。
皆さんの体調が優れない様であればこういった体調のコントロールの方法もあるのだと参考にしてみて下さい。