低気圧と自律神経

東京もいよいよ梅雨入りとなりました。こんにちは、都内出張鍼灸ハリアス高橋です。
この時期に患者さんから多い悩みの一つに低気圧による体の不調があります。
自律神経の症状はもちろん、神経痛や古傷の痛みなどいつもより体の状態が悪くなる方が多いようです。
では低気圧により体に不調が現れるのはどういった理由からなのでしょうか。結論から言うとそれは「体が伸びる」からと考えられます。
そもそも体には常に外気圧に負けないように体の内側から同じ圧力をかけ体がつぶれないような体の仕組みになっています。
この外気圧の平均はだいたい1013ヘクトパスカルとされていまが、これが低気圧により外気圧と体内の圧力に差が出る事で体の組織が外側に向かって伸びる事が起こります。
そうすると古傷や関節など弱った部分に負担が掛かったり、低気圧の負荷に負けない様にいつもより余分に体の調整機能を使う事で自律神経に過度な負担がかかる事でめまいや頭痛、倦怠感など不調が表れてしまうのです。
本来ならば多少の低気圧の変化にも対応できるようなっていますが、体が低気圧の変化についていけない原因が隠れています。自律神経失調症の原因は?
これをある程度解消する事で多少の低気圧の変化でも体調不良を起こしにくい状態が可能となります。
これとは他に日常生活で気をつける事はとにかく体を冷やさない事が大切になってきます。冷たい飲み物やお酒、アイスクリームなど蒸し熱くなっておいしく感じる季節ですが体調が優れない時は控えてみては如何でしょう。