鍼灸が合う人と合わない人の違い

こんにちは。出張鍼灸ハリアスの高橋です。今回も患者さんから受ける質問でよく出てくる鍼灸治療が合う人と合わない人の違いについてです。
その違いとは全く違いはありません正確に言うと鍼灸治療自体が患者さんの体に合う、合わないはありません。
それはどういう事かというと鍼灸治療を受ける患者さんのイメージで1回または3回程度の治療を受けると改善するという思い込みがあり、その回数で体調が改善しない場合に鍼灸が合わなかったと判断されてしまいます。
みなさんの抱えている症状は一見、症状が出始めた頃から体に問題があると思っています。しかし実際には症状が表に出る前の段階から体の無自覚の不調が数ヶ月〜数年、または数十年かけて水面下で徐々に悪くなっていきある一定のポイントまで無自覚の不調が積み重なると症状として体の表に現れみなさんが体調不良と初めて感じるのです。
この経緯を考えると1度や2度の治療で改善するということは本来稀なのにも関わらず、1度や2度で症状が改善するのだろうという期待とそうではない現実のズレにより鍼灸治療が合う合わないという事が出てきます。
ではなぜ1度や2度で体調が改善しないのか。それは次回にまた書きたいと思います。