鍼って痛い?

みなさんこんにちは。自律神経失調症専門鍼灸ハリアスの高橋です。今回はみなさんから良く言われる鍼って痛いんじゃないの?と言う質問に答えたいと思います。
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Contents
鍼灸の鍼は注射針と一緒?
鍼治療を受けたことのない人が鍼を痛いと思っているのは注射鍼とサイズが同じだからと思っている人がほとんどです。
鍼治療を受ける時も血液検査で採血されるイメージと同じに感じている様です。
実際の鍼のサイズは?
では実際に鍼灸治療の鍼のサイズと注射針のサイズはどれくらい違うのでしょうか?
鍼灸治療で使う鍼の標準的な太さは0.18mmでそれに比べ一般的な注射針は0.55mmと1/3程の太さです。
他にも注射針は血液や薬を注入するため空洞になっていますが、鍼治療の鍼はその空洞が無い
為、細く出来ています。
また先端の構造は注射針は皮膚を裂くのに尖っていますが、鍼灸治療の鍼は丸みを帯びていているので皮膚を裂くというよりは皮膚の隙間をすり抜けていくというイメージなので採血するような痛みはありません。
じゃあ鍼は全く痛くないの?
残念ながら全く痛い訳ではありません。人間の皮膚には年齢性別により異なりますが1平方cmに痛点は100から200あります。
この痛覚に当たらなければ皮膚に刺したときに痛みは感じません。
ただしこの痛点に当たった場合は少し痛みを感じることがあります。
ただ先ほど言った様に注射針の様な痛みではありません。
鍼のひびき
この他に鍼の痛みと似た感覚があります。それは「ひびき」と言うもので鍼を打った時にズーンと体の奥に感じる独特の感覚です。
この感覚が苦手な人はこの感覚を痛いと捉えます。
反対にこのひびきが好きな人はこの感覚が鍼を打ってもらっている満足感に繋がる人もいます。
まとめ
以上が鍼の痛みに関するお話でした。鍼治療と言っても色々な方法がたくさんあります。
特に当院では鍼を刺さずに皮膚に接触する程度ですので痛みもほぼありません。
また鍼を打つ場合でも決して注射針の様な痛みではありません。
患者さんから良く言われるのは今刺したの?や思ったより全然平気などの感想が多いので少しでも痛い・怖いのイメージが払拭できたら嬉しいです。