プロフィール
鍼灸師
高橋弘通
1985年7月生まれ 北海道出身
仕事を選んだきっかけは単純でした
この仕事に就こうと決めたのは高校生の時に進路指導室で見つけた鍼灸専門学校のパンフレットを見つけた時でした。小学生から高校生まで勉強もろくにせず、ずっと野球をやっていて進路を決めないといけない時期にその鍼灸専門学校のパンフレットに卒業後スポーツトレーナーになれると書いてありました。これは仕事をしながらプロ野球選手のスポーツトレーナーになって仕事をしながら大好きな野球を観れるのではないかとものすごく不順で単純な動機でした。
学費の安さだけで選んだ専門学校での出会い
鍼灸専門学校を選ぶ時に高卒で入学する私は当然親に学費を出してもらわなければならず学費の安いという理由だけで専門学校を選びました。当時は鍼灸と言っても痛い所や凝っている所に鍼を刺すだけでどの学校も大した差が無いと思い学費が安い新設3年目の学校を選びました。入学してから1年目は基本的な体の構造や体の働き、また経穴と言われるツボを覚えたり実技では最初に鍼を刺す為の枕に練習をし、基本的な道具の使い方を覚えてから今度は自分に鍼を刺し、慣れた頃にはペアを組んでまた鍼を刺したりお灸をしたりまだまだ上手くないのでお互い悲鳴をあげながら授業を受けていました。そして2年生になる頃に実技の授業である先生との出会いがありました。
鍼を1本だけ使う刺さない不思議な鍼灸施術
2年生になりまた新しい実技の授業が増えました。その授業とは東洋医学に基づいた考えのもと1本の鍼だけを使いしかも刺す事をぜずに施術を行うといったものでした。講義を聞いている最中は新しい物事の考え方に戸惑い、そして実技では痛い所に何本も鍼を刺せば良いと思っていたのとは違い1本の鍼だけで施術を進めていくといった方法に最初はものすごく不思議なを感じを受けながら授業を受けていました。しかし理由はその時点で分からなかったのですが体の変化をものすごく感じこの鍼灸施術のとても魅力を感じこの技術を学びたいと思い卒業後に田舎の北海道から上京する事を決めました。
こんな患者さんの役に立ちたい
働き始めて数年経った頃、一人のおばあちゃんを施術する機会がありました。そのおばあちゃんが困っていたのは半年以上も続く耳鳴りでした。その耳鳴りは常に耳周りにセミが100匹ほど鳴いている様な状態で話しも聞けず、テレビの音も聞こえず、ずっとうるさくどうしようもないとのことでした。その症状と合わせ味覚も感じなくなり何を食べても砂を噛んでいる様で食欲がなくなり体重も5,6キロ減ってしていた状態でした。病院を幾つか周り検査をしても問題ないと言われ歳のせいだから我慢してと言われてしまう始末でした。鍼灸施術を開始してから幸いにも5回ぐらい終えた時点でセミの鳴き声も20匹ぐらいまで減り味覚も感じるようになり体重も徐々に戻って行きました。そして10回目を終える頃には耳鳴りの症状もほぼ無くなり以前と同じ生活に戻る事が出来ました。この時とてもおばあちゃんが喜んでくれたのは印象的で僕自身もお役に立てた事でとても充実感がありました。このおばあちゃんの様に症状が実際にあり病院で検査をしても異常がないと言われてしまうそんな症状をお持ちの方が少しでも楽になれる様に施術をしています。残念ながら全員の方が満足するという所まではいきませんが、どう対処したら良いかわからない、検査結果に問題がないから気のせいではないかと思っている方に日常生活を取り戻せる様にお手伝いしたいと思っています。まずはご相談だけでも結構ですのであなたの人生を少しでも良い方向に行くきっかけになれれば幸いです。